月光の希望-Lunalight Hope-

Re;Stage

4.始まりの一歩

それからは本当に驚きの連続だった。
戻ってきていたのは自分たちだけではなかった。
まず、咲世子がルルーシュのところに訪ねてきて、涙を零した。
まさかと思い、スザクとライが2人でロイドとセシルの下へ向かえば、2人ともこの時点では面識などなかったはずのライを迷うことなく呼び、彼らも戻ってきていることを知った。
3人が揃って、ルルーシュが生きる道を選んだことをよかったと言ってくれ、セシルに至ってはぼろぼろと泣き出してしまった。
そして、その翌日には、ニーナが戻ってきたこともわかった。
どうやら彼女は、この当時接触していたらしいロイドの下で何かを教えてもらっている途中に突然戻ってきたらしい。
残念ながらジェレミアは確かめられなかったが、もしも彼もそうならば、これであの未来で新皇帝派と呼ばれた陣営にいた人間全てが戻ってきたことになる。

本当に驚いたのは、その後だった。

まず、事前に連絡をくれたニーナと共に、シャーリーがやってきたときは本当に驚いた。
この当時はルルーシュのことを忘れてしまっていたはずの彼女が、懐かしい呼び名で彼を呼び、泣きながら抱きついてきたのだから。
その直後、ライ宛にロロから連絡があり、彼も戻ってきていることを知った。
何故ライだったかというと、この当時とロロがいた頃とでは、ルルーシュが使っている携帯電話が違っていたためだ。
この当時のルルーシュの連絡先を知らなかったロロは、当時から黒の騎士団に所属し、ゼロの正体を知っていたライの、騎士団用として使っていた携帯に連絡を入れてきたのである。
そして数日後、ユーフェミアの騎士任命式に赴いたスザクから、彼女も戻ってきていることを確認したと連絡が入った。

予想もしなかった人たちとの再会に、最初は周囲の人間が全員戻ってきているのではないかと疑った。
けれど、そうではないとすぐにわかった。
何故なら、ナナリーが戻ってきていなかったからだ。
彼女の目は閉じたままで、ルルーシュとライでどんなにそれらしい会話をしても、本気でわからないという風に首を傾げるだけだった。
それはミレイとリヴァルも同じで、2人はむしろ、急に『他人ごっこ』をやめたルルーシュとシャーリーの姿を喜んでいたくらいだ。
黒の騎士団も、ゼロに対する反応が変わらなかった。

そして至った、結論。
この時間に『戻って』きたのは、新皇帝派に者たちと、戦中に死んだ者たちの中で、特にルルーシュを想っていた者たちだけであるということ。
ただ1人の、例外を除いて。






クラブハウスにある、ルルーシュの部屋の扉をノックする。
中から声が聞こえるより先に、ライが声をかけた。
「ルルーシュ。入るよ」
「ああ、いいぞ」
すぐに返ってきた答えに、ライは扉の横にあるパネルを操作する。
手動式になっていたそれは、よく知る4桁の数字を入れるとすぐに開いた。
扉が開くと同時に、ルルーシュがこちらを振り返る。
その瞬間、その表情が僅かに曇った。
「何だ、スザクも一緒か」
「何その残念そうな声」
「僕だけが良かったんだよね?ルルーシュ」
「さあな」
「そんな!酷いよルルーシュっ!」
にっこりと笑ってルルーシュが答えた途端、スザクが泣きそうな声を上げる。
『戻って』きて以来、随分と素直になった彼にくすくすと笑うと、窓の傍からため息が聞こえた。
「そんなことよりも」
「そんなことっ!?……って、C.C.、君もいたの?」
「最初からな」
呆れたような声のまま、一応律儀に答えたC.C.は、スザクから視線を外すと、真っ直ぐにルルーシュを見た。
真っ直ぐな金の瞳が、僅かに細められる。

「……今日だな」

彼女がそう告げた瞬間、室内の空気が変わる。
ルルーシュとライの顔から穏やかな笑みが消え、スザクの顔から拗ねたような表情が消える。

「ああ」

最初に言葉を発したのは、ルルーシュだった。

「ロロは助け出した。ロイドたちの準備も整った」

この当時、まだギアス嚮団にいるはずのロロは、前の世界同様に決行した式根島のランスロット捕縛作戦でこちらに連れ出した。
当時のルルーシュとスザクは知らなかったが、あの時、ルルーシュとカレンを助けようと神根島に行ったライが、そこでロロと接触したという経験を持っていた。
だからそこまでは2人にそのときと同じ行動を取ってもらい、ライにロロを連れてきてもらったのだ。
事前に作戦を説明していたロロは、ルルーシュたちを探そうとはせず、素直にライについてきた。
そして今は、アッシュフォード学園の向かいの大学にいるロイドたちに預けている。
何も知らないナナリーに、突然ロロを弟だと紹介すれば混乱を招く。
だから説明できる状況になるまで、少しだけ時間を置こうと判断したからだった。

「まさか、カレンもこっちについてくれるとは思っていなかったけどね」
「というか、そもそも『戻って』きていることに驚いたな」

苦笑するスザクの言葉に、C.C.が思い切りため息をつく。
それを黙って聞いていたライは、思わず笑みを零した。
この逆行劇の唯一の例外――カレンと『再会』したときのやり取りを思い出したからだ。

カレンは、他の面々とは違い、すぐにルルーシュの傍に歩み寄ろうとはしなかった。
当然だ。彼女だけは、他の者たちと立場が違う。
唯一最後にルルーシュの敵となり、ルルーシュを信じ切れなかった陣営の人間だった。
その彼女が、彼女だけがどうして『戻って』きたのか。
それは、彼女の話を聞いているうちに、少しずつだが理解した。
アッシュフォード学園を正式に卒業した後、ゼロの親衛隊長として復帰した彼女は、スザクの最期を知っていた。
そして、その後、ゼロレクイエムの真相を悟った者たちだけで開かれたスザクの葬儀の後、ただ一度だけ人前に姿を現したC.C.によって、ライの生存も知ったのだという。
それから、それまで前向きに生きていた――生きようとしていた彼女の心に変化が生まれた。
それがどんな変化だったのか、カレンは決して語ろうとしなかった。
その代わり、彼女が口にしたのは、たった一言。

『私、あなたたちと生きたい。あなたたちが、生きて笑ってくれている明日で、一緒に生きたい』

泣きながらそう言ったカレンを、ルルーシュが拒絶できるはずがなかった。
そのときのことを思い出したのか、ルルーシュがそっと目を閉じる。
小さく息を吐き出すと、気持ちを切り替えるために軽く首を振り、顔を上げた。

「ここは、俺たちが辿ってきた『過去』だ。だが、前とは確実に違う。俺たちの行動が、変化を起こしている」
「そうだな……」
「世界は確実に変わっている。そもそも、スザクがユフィの騎士になることを拒否した時点で、同じ形になることは有り得ない」

ライの言うとおり、スザクはユーフェミアの騎士にはならなかった。
確かに、任命式には参加した。
けれど、それはユーフェミアの騎士になるためではなく、世界の前で彼女の騎士になることを断るためだったのだ。

「しかも、今回はそのときにスザクが盛大に俺の名前を出してくれたから、俺とナナリーが生きていることがブリタニアに知られたしな」

ルルーシュの言葉どおり、スザクはその任命式でダールトンから静かに詰め寄られた際に、ルルーシュの名を出した。
自分は、既にルルーシュ・ヴィ・ブリタニアと騎士の誓いを交わしている。
だからユーフェミア・リ・ブリタニアの騎士にはなれないと、そう言ったのだ。

「おかげで会長にはだいぶ迷惑をかけた」
「う……。ごめん……」
「謝るな。別に構わないさ」
しゅんと肩を落としたスザクに、ルルーシュは薄い笑みを浮かべると、穏やかな口調で言った。
それでも申し訳なさそうな目で自分を見上げるスザクに、思わず笑みが零れる。
ルルーシュにとって、スザクのそんな素直な姿は1年ぶりだ。
懐かしいその姿に、密かに心が満たされていることは教えてやらない。
教えれば、スザクが調子に乗ると知っていたから。
「私と契約をした時点でV.V.にはお前が生きていることは知られていただろうが、他の皇族たちは厄介だな。どうするつもりだ?」
「どうもしないさ」
C.C.の問いかけに、ルルーシュはあっさりと答える。
その答えに、C.C.は訝しげな表情を向けた。

彼女の問いかけの意味は、もちろんわかっている。
『どうする』という言葉が、ナナリーのことを示していることも。
だから、はっきりと答える。
以前と別の道を進むと決めたときから、ずっと考えていたことを。

「ナナリーは置いていく」

その言葉に静かに会話を聞いていたライが、俯いていたスザクが、驚いたようにこちらへ顔を向けた。
「ルルーシュ……!?」
「いいのかい?もしかしたら、ナナリーは人質にされるかもしれない。前の世界の時みたいなことになることだって……」
「だからと言って、鳥籠の中に閉じ込めておくわけにもいかない」
スザクの問いに、ルルーシュははっきりとした口調で答える。
その言葉に、スザクは目を瞠り、ライとC.C.はほんの僅かに目を細めた。

「ナナリーには、もっと自分の目で世界を見てほしい。俺の傍で、俺たちに都合の良い情報だけを与えるつもりは、ない」

以前は、きっとそうだった。
あの子には優しい世界だけを見てほしいと、そう思って、汚いと思うものは全て遠ざけてきた。
ブリタニア人の平和の裏で起こっている事件も、『本当』の自分も。
けれど、それではいけないと気づいたから。

「あの子が世界を見る気になれば、あの子の目にはすぐにでも光が戻るんだ」

ナナリーは、とても強い子だ。
前の世界で、シャルルのギアスを自らの意志で破ったほどの、強い意志を持っている。
その強い意志で、世界を見てほしいと思った。
今までルルーシュが与えていた狭い世界ではなく、もっと広い世界を。

「また、憎まれることになっても?」
「ああ、かまわない」

ライの問いに、ルルーシュは静かに答える。
小さく息を吐き出すと、その紫玉の瞳をそっと閉じた。

「またここに帰ってきたときに話し合えれば、それでいい」

前の世界のように、永遠の別れにするつもりはない。
計画にある程度の目処がつけば、戻ってくるつもりでいた。
そのときに話をして、分かり合えれば、それでいい。
分かり合うことが出来なくても、あの子が――彼女が真っ直ぐに前を向いて、強く生きてくるようになれば、それでいい。

「……わかった」

ふと、耳に馴染んだ心地よい声が届いて、ルルーシュは目を開ける。
視線を向けた先には、穏やかな笑みを浮かべたライがいた。

「君がそう言うなら、それでいい」
「ライっ!?」

ライの言葉に、スザクが驚いたように彼の名を呼んだ。
ちらりとスザクを一瞥すると、ライはこちらへ視線を戻し、ルルーシュの目の前にびしっと人差し指を突きつけた。

「けど、その時が来たら全力でフォローさせてもらうからな」
「ああ。期待してるさ」

ライのその申し出に、ルルーシュは笑みを返す。
それを見たライも、にこりと微笑んだ。
その顔を見た瞬間、あからさまなため息が聞こえた。
何かと思い、視線を向ければ、C.C.が仕方がないといわんばかりにやれやれと首を振っていた。
「まったく……。ライ、お前という奴はルルーシュに甘すぎるぞ」
「僕はルルーシュ至上主義だから。まあ、面倒だったらスザクに押し付ければいいし」
「ええっ!?何それっ!?」
「構わないだろう?ナナリーの相手がスザクなら、ルルーシュだって安心だ」
「……それはそうだな」
「ちょっとルルーシュっ!?」
ライの提案に今にも同意しそうなルルーシュの反応を見た途端、スザクが大声を上げた。
「嫌だよ僕!僕が好きなのはルルーシュであってナナリーじゃ……」
「何だスザク?俺の妹は不満か?」
「そういうことじゃなくって……っ!!?」
紫玉の瞳にぎろりと睨まれ、スザクは思わず頭を抱えたくなった。

ナナリーは嫌いじゃない。
むしろ、好きな――というか、大切な人間に分類されるだろう。
けれど、今はそういうことを言っているのではない。
恋愛的な意味で一緒にいるというならルルーシュがいいと、そう言いたいだけなのに、言えそうもない状況に地団駄を踏んだ。

そんなスザクを軽く無視すると、C.C.は再びルルーシュに視線を向けた。
「騎士団の方はどうするんだ?まだお前、素性を明かしていないだろう?」
「そちらは後だ」
C.C.の問いに、ルルーシュははっきりと答える。
真っ直ぐに魔女を見つめるその紫玉の瞳には、先ほどスザクに向けていた怒りの色は既になかった。

「まずは、アーカーシャの剣を……思考エレベーターを破壊する」

その言葉に、スザクとライからそれまでの雰囲気が消えた。
顔を向けた2人の目には、一瞬のうちに真剣な色が浮かび、真っ直ぐにルルーシュを見つめる。
2人を、そしてもう一度C.C.を見返すと、ルルーシュは再び口を開いた。

「俺たちは停滞したいんじゃない。前に進みたい。明日が欲しい」

『昨日』と同じ『今日』ではなく、違う『明日』を。
前に戻るわけでもなく、今のまま留まるわけでもなく、先に進むことのできる世界を。
それがあの日――全ての真実を知った日から変わらない願いだから。

「だから、過去を求めるシャルル・ジ・ブリタニアの計画は潰す」

どんなにこの先、進む道を変えたとしても。
黒の騎士団に素顔を晒し、ユーフェミアの手を取ることができたとしても。
世界に起こる出来事全てを俗事と切り捨てたあの男の計画を潰さない限り、未来はないと知っている。
だから、立ち止まらず、目も逸らさない。

「過去に戻ってきた僕らが言うことじゃないかもしれないけど」
「でも、それは抗うためだろう?」

苦笑しながら呟いたスザクに向かい、ライが口を開く。
最近漸く以前のような表情の戻ってきた彼の顔には、楽しそうな笑みが浮かんでいた。

「今度こそ、望む『明日』に行くために」

ライの言葉に、スザクは一瞬目を瞠る。
けれど、次の瞬間には、彼はふわりと微笑んだ。

「うん、そうだね」

そんな2人の姿を見て、ルルーシュは安心したような笑みを浮かべた。
正直、最初はどうなるかと思ったのだ。
特に、スザクを見たときのライの錯乱した様子は酷いもので、2人だけでロイドたちに会いに行くことになったときは、本当に心配した。
けれど、落ち着いてからの2人は、すっかりとは言えないまでも、かつてここにいたときと同じような、友人という関係に戻ってくれた。
あの2人の関係は、自分が壊してしまったようなものだ。
だからこそ今、かつて99代皇帝の騎士としていた頃よりも歩み寄ってくれたことが嬉しい。
その2人から視線を外すと、ルルーシュは未だ窓辺に立っている共犯者へ目を向けた。

「C.C.。神根島は、この頃からもう入口として機能しているんだったな?」
「ああ。だからライがあの島で眠りにつけたわけだからな」
「僕がいたのはアーカーシャの剣とは別の空間だったみたいだけどね。でも、扉の開き方はわかる。仮にも500年はコード所有者してたわけだし」
そう言いながら、ライは首の左側を撫でる。
どうやら『未来』で、ライの刻印はそこに出現したらしい。
いつの間にか癖がついてしまった彼は、コードの話をするとき、いつも無意識にそこを撫でていた。
「後の問題は移動手段だが……、スザク」
「うん、大丈夫。『飛べる』よ」
「よし、ならナイトメアや船の類は使わずに行くぞ」
神根島は日本の領海に浮かぶ無人島だ。
そこへ行くためには、本来ならば航空機や船など、何らかの移動手段を用意しなければならない。
それなのに、ルルーシュがそれを使わないと言ったのは、今のスザクの『力』が理由だった。

『戻って』きたあと、スザクはC.C.と契約した。
あれだけ嫌っていたはずのギアスを自ら望み、C.C.に頼み込んだのだ。
随分力の入ったその懇願が3日も続けば、C.C.も耐えられなくなったらしい。
拒否を続けていた彼女はついに折れ、スザクはギアスを手に入れた。
彼に発現したギアスは『空間跳躍』――その名のとおり、空間を飛び越える力だった。
『転移』ではなく『跳躍』という以上、スザクの力で『飛べる』範囲には限度がある。
そして当然、人数にも制限があった。
だからこそ、神根島には4人だけで行くことを決めたのだ。
シャルルたちの計画を潰すために必要不可欠な『絶対遵守』の力を持つ能力者と、扉を開くために必要なコード所有者、そして『空間跳躍』の力を持つ能力者の4人だけで。

「ルルーシュ」

全ての確認が終わり、出発の準備をしようと声をかけようとした瞬間、C.C.がルルーシュの名を呼んだ。
その金の瞳が、痛みを持って細められる。

「わかっていると思うが、ギアスの暴走だけは……」
「大丈夫だ」

答えながら、ルルーシュはそっと自身の左目に触れた。
この時点では、まだルルーシュのギアスは暴走していない。
今その瞳を彩る色は、コンタクトの色ではなく、正真正銘、彼本来の至高の紫だった。
けれど、前の世界では、あと2か月もしないうちにその色は左目から失われてしまう。
そして、その色が失われた瞬間何が起こってしまったか、ルルーシュとC.C.は鮮明に覚えており、ライとスザクは話に聞き、知っていた。

手を触れたまま、一度目を閉じる。
ゆっくりとそれを下ろし、瞼を開けると、ルルーシュは真っ直ぐにC.C.を見つめた。

「願いをかける力を持つのは、俺1人じゃないからな」

そう言って、ルルーシュはC.C.から視線を外す。
変わりに紫玉の瞳が向かったのは、傍に立つ銀色の少年。
その紫紺の瞳と目が合った瞬間、ライはふわりと微笑んだ。

「うん。今度は僕も、一緒に願うよ」

もう1人の『絶対遵守』の能力者。
前の世界で、ライは何もしなかった。
ルルーシュがシャルルとマリアンヌの望んだ世界を否定するのを、ただ傍で見ていただけだった。
けれど、今度は。
今度こそ、本当に望む明日を掴むためならば。
見ているだけではなく、手を伸ばそう。
ルルーシュと同じ願いを、神に、世界に訴えよう。

私はきっと、そのために『戻って』きたのだから。

「ライだけじゃない。僕だって一緒だ」

ライの隣に立っているスザクが、口を開く。
その言葉に、ルルーシュは少しだけ驚いたような表情を浮かべ、彼を見た。
紫玉と翡翠が絡み合った瞬間、スザクはにこりと微笑む。

「願いをかける力はないけれど、共に願うことは出来るんだしね」
「……ああ、そうだな」

スザクの笑顔に、ルルーシュも笑みを返す。
それを見たライがますます笑みを深め、ずっと無表情だったC.C.が、漸く笑った。




2009.4.5~4.18 拍手掲載