月光の希望-Lunalight Hope-

Last Knights

Story23 あの日の言葉

通信室が、斑鳩のブリッジが、静まり返る。
かつて、ゼロの左腕として黒の騎士団に居た頃と同じ表情をしたライの問いに、口を開く者はいない。
答えたくないのか、答えられないのか。
そんなことは、聞かなくてもわかっている。
あまりに長い沈黙に、彼らがゼロに対してどんな態度を取ってきたのか徐々に理解したスザクが苛立ちを覚え、口を開こうとした、そのときだった。

ぴくりとライの肩が震えた。
軽く目を見開いた彼が、後ろを振り返る。
「……ライ?」
スザクが声をかけた途端、彼は我に返ったようにこちらを向いた。
それにスザクが驚く間もなく、ライは目を細める。
ほんの一瞬、口元に自嘲のような笑みを浮かべると、それをすぐに消してモニターを向き直った。

「星刻総司令。すみませんが、少しの間失礼します。続きは、こちらの問題が済み次第、ジェレミア卿からお声がけさせていただきます」
『は……?』
「ジェレミア卿」
「了解した」

星刻が反応するよりも早く、ライがジェレミアに声をかける。
頷いたジェレミアが、傍に在ったコンソールを操作する。
たちまち彼の傍にある小さなモニターがブラックアウトし、スザクは彼が中継を切ったのだと知った。
同じように、ライが壁のスイッチに触れ、モニターとスピカーの電源を落とす。
斑鳩のブリッジが映っていたモニターもブラックアウトし、何かを言おうとした星刻の姿が消えた、その瞬間だった。

空気の抜けるような音が耳に届き、扉が開く。
人払いを済ませてあるこの部屋に、自分たちの許可なく入ってこられるのはただ1人。
振り返った先、目に入ったその人物の姿に、スザクはその翡翠の瞳を見開いた。

「ルルーシュ……!?」

ダモクレスで意識を失い、そのまま昏々と眠り続けていた、若き皇帝。
白い衣装を身に着けたままの彼の姿が、そこにあった。
その後ろに、拘束衣を着たままの魔女もいる。

2人が入ってきた瞬間、それまでモニターの方を向いていたライの表情が変わった。
ゆっくりと振り向いた彼の紫紺と、ルルーシュの紫玉が絡み合う。

「……ライ」
「漸くお目覚めか、ルルーシュ」

くすりと、ライが笑みを浮かべて尋ねる。
それは常の彼がルルーシュに向けていた、温かい笑みではない。
ダモクレスの管制フロアでルルーシュに銃を向けたときと同じ、王の笑みだ。
その笑みに一瞬目を瞠ったルルーシュは、ぎゅっと拳を握り、ライを睨み返した。

「ライ。お前、俺にギアスをかけたな?」
「ああ」
「っ!何故そんな……!」
「何度も言ったはずだ。ゼロレクイエムは認めない」

ルルーシュの体が、びくりと震える。
彼のその反応にも表情を変えることなく、ライは自身の目に触れた。

「君を止めるために必要なら、僕はこの力を使うことは厭わない」
「お前……っ!」

ルルーシュが表情を歪め、ぎりっと歯を噛み締める。
冷たい色を浮かべた紫紺と、怒りに染まる紫玉がぶつかり合う。
暫く睨み合いを続けていると、ふとルルーシュの紫玉が動いた。
視界の端に認めた人物に、その口元に笑みが浮かぶ。

「ふ……、ふはははっ!お前が俺にどんなギアスをかけたか知らないが、最後の最後で詰めを誤ったな!ライ!」

その言葉に、スザクとC.C.が僅かに目を瞠った。
けれど反応したのは2人だけで、ライの表情は動かない。
ただ黙って、静かにルルーシュを見つめていた。

「ジェレミア!私にかかったギアスを解け!」

少し離れた場所に立つ男。
それが忠義に熱い騎士だと知っていたからこそ、ルルーシュは命じる。
彼ならば、必ず自分に従い、ライのギアスを解くという確信を持って。
けれど、ジェレミアは動くことはもちろん、口を開こうともしなかった。
いつまで経っても返ってこない声に、ルルーシュはそれまで浮かべていた笑みを消し、彼を見る。

「……ジェレミア?」
「僭越ながら、申し上げます。陛下」

ルルーシュの名を呼ぶ声に、ジェレミアが頭を下げる。
ほんの少しだけ顔を挙げ、琥珀の瞳が真っ直ぐに主を見つめた。

「私の真の願いも、エイヴァラル卿と同じです」
「な、に……?」

思いも寄らなかったジェレミアの言葉に、ルルーシュが目を見開く。
その耳に、かつんと、床を鳴らす音が響いた。
はっと視線を動かせば、そこにあったのは見知った翡翠。

「無駄だよ、ルルーシュ」
「スザク……?」
「詰めを誤ったのはライじゃない。君だ」
「何……?」

すうっと、スザクの翡翠が細められる。
感情の読み取れないそれが向けられたのは、未だ頭を下げたままのジェレミア。
それが再びこちらに戻ってくると同時に、その口がゆっくりと開かれた。

「ジェレミア卿は、最初からライの賛同者だったそうだ」

スザクの告げた真実に、ルルーシュはその紫玉の瞳を大きく見開いた。
勢いよく目の前にいる銀の少年を見る。
視線が合った瞬間、無表情だったライは、その顔に薄い笑みを浮かべた。

「僕たちギアス能力者にとって、最も恐れるべきはギアスを解除する能力を持つ存在だ。ギアスキャンセラーを持つジェレミア卿を引き込むのは、当然の選択だろう?」

ライが、ルルーシュにかけさせたギアスを、解除されないように。
ルルーシュが、ライがかけたギアスを、解除できないように。
ライはジェレミアが合流したその日、彼ただ1人に打ち明けていた。
ライ自身の計画――ゼロレクイエムを阻止し、ルルーシュの生きている『明日』を手にするための計画を。
ジェレミアも、最初はそれを否定していた。
それは、ルルーシュの願いを妨げることになる。
優しい世界を欲する彼の願いを、否定することになると。
けれど、ジェレミアは知っていた。
ライが、ルルーシュに向けている想いを。
その想い故に、彼がその道を選んだということを、理解していた。
それを理解したうえで、ライを止めることはできなかった。
ジェレミア自身も、本当は彼と同じ気持ちだったのだから。

「もうやめよう、ルルーシュ」

呆然としていたルルーシュの耳に、スザクの声が届く。
それが紡いだ言葉に、ルルーシュは大きく目を見開き、勢いよくスザクに顔を向ける。

「スザク……!?」
「ゼロレクイエムの内容は、ライが国際中継で暴露した。シュナイゼルの計画も。君がどんなに悪を演じても、それを素直に信じる人は、多くないよ」
「お前が、それを言うのか……。今更……っ」

見開かれていた紫玉が、怒りで細められる。
元々白い肌が、さらに白くなるほど拳を握り締めた。
肌に爪が食い込んだけれど、痛みを感じている余裕なんて、ない。
湧き上がった想いを抑えることなんてできなくて、ただ感情のままに叫んだ。

「俺が憎いんじゃなかったのか!?ユフィの仇を取りたいと言ったのは、本心じゃなかったのか!?」
「いや、あれは俺の本心だ。……ああ、違うな」

ゆっくりと、スザクは首を横に振った。
その翡翠の瞳が、切なそうに細められる。

「本心だと、思っていた。君を憎いと思っていた。ユフィを殺した君を、殺したいと思っていた」

自分に道を与えてくれた人を。
手を伸ばしてくれた人を殺した彼を、憎んでいると思っていた。
いや、その気持ちも、確かに存在したのだろう。
存在したからこそ、それが膨れ上がって、他の全ての感情を覆い隠してしまった。

「けど、気づいてしまったから。俺は、俺自身の、真実の想いに」

ユーフェミアが死んでから、ずっと押し込めてきた想い。
気のせいだと思い込み、忘れ去ったと思っていたそれに、気づいた。
ライの言葉で、気づかされた。

「だから、君が悪を演じ続けたとしても、もう俺はゼロレクイエムを実行できない。ゼロにはなれない。君を……殺せない」

スザクの翡翠が、真っ直ぐにルルーシュを見つめる。
動揺している彼に、薄く微笑んだ。

「君が好きなんだ、ルルーシュ」

その瞬間、ルルーシュの紫玉の瞳が大きく見開かれた。
何度も首を横に振りながら、ふらふらと数歩、後ろへ下がる。

「なに、を……、何を今更……」
「うん。今更だね。でも、気づいてしまったから。この心に、もう嘘はつけない」

ずっと昔――おそらく8年前から抱いてきた、この想い。
それを知った今、知った上で、その奥にある願いに気づいてしまった今、もう自分の心を誤魔化すことなんてできない。
嘘をついてまで道を突き進み、後悔するのは、もう嫌なのだ。

「ジェレミア卿も、C.C.も、同じだよ」
「ああ、そうだ」

それまで黙ってルルーシュの後ろに立っていた魔女が、口を開いた。
ゆっくりとした足取りで彼の横を通り抜け、ライの隣――スザクのちょうど反対側となる位置で端を止める。
振り返った彼女は、スザクと同じように薄く微笑んでいた。

「認めるよ。ルルーシュ、私は、お前が好きだ」

穏やかな表情で、告げられたその言葉。
初めて告げられたそれに、ルルーシュはひゅっと息を呑む。
見開かれたままの紫玉が、揺れる。

「好きだから、喪いたくない。お前がいなくなったら、笑えない」
「私も同じ気持ちです、陛下」

ゆっくりと頭を上げたジェレミアが、真っ直ぐにルルーシュを見つめ、口を開いた。
こちらを見つめる隻眼に、ルルーシュは恐る恐る視線を向ける。
琥珀と紫玉が交じり合ったその瞬間、ジェレミアは泣きそうな顔で微笑んだ。

「私はもう二度と主を、いいえ、あなたを喪いたくない」

喪失と絶望と後悔――その先に漸く見つけた、唯一の主。
一度彼を喪ったと思ったとき、自分の心が、どれほどの絶望に打ち震えていたことか。
そして、彼が生きていると知り、彼の下に戻ることが許されたとき、どれほどの歓喜を覚えたことか。
まだ決して遠い過去ではないその経験を、想いを、はっきりと覚えている。
だからこそ、ジェレミアはライを止めることができなかった。
ライを止めようとはしかなった。
あの日の後悔を、二度としたくないと思っていたから。

「ユーフェミア皇女も、シャーリーも、そうだったんじゃないのか?」

唐突に、耳に届いた言葉。
ただ信じられないと言わんばかりにジェレミアを見つめていたルルーシュは、その言葉にびくりと体を震わせ、視線を動かした。
目を向けたその先にいたのは、ライ。
先ほどまでとは違う、真剣な表情を浮かべた彼が、真っ直ぐにこちらを見つめていた。

「あの2人も君が好きだった」
「違う……」
「だから、君と一緒に道を作ろうとした。君の、『真実ほんとう』になろうとした」
「違う……!」
「2人とも、君が好きだったから。君と一緒にいたかったから」
「違うっ!!違う違う違うっ!!」

両手で耳を押さえ、ルルーシュは叫ぶ。
聞いてはいけないと言わんばかりにぎゅっと目を瞑り、必死にライの言葉を否定する。
そのルルーシュの姿に、それまで静かな感情しか浮かべていなかったライの表情が変わった。
静まり返った水面のような瞳に、ほんの僅かな怒りが浮かぶ。

「違わないだろう。現にシャーリーは言ってたじゃないか。また、君を好きになるって。何度生まれ変わっても、君を好きになるって」

ライの言葉に、ルルーシュがびくりと体を震わせる。
それは、ルルーシュとライだけが知っている、シャーリーの最期の言葉。
あの時、あの場にライも居合わせたのだ。
スザクに捕らえられたカレンを助け出す策を練るため、ルルーシュと共に日本に戻った、そのときに。

「記憶を喪ったのに、一度君を忘れたのに、彼女はまた君を好きになった。それこそ、その言葉の何よりの証明だろう」

シャーリーは、確かに一度ルルーシュを忘れた。
彼への気持ちも知ってしまった真実も、全てルルーシュが奪い取った。
けれど、忘れたはずの想いは、彼女の中で自然に育っていった。
記憶を改竄されても、同じ想いを培っていったのだ。
それこそが、彼女の言葉の証明。
彼女の遺した、ルルーシュへの真実の想いに他ならない。

けれど、ルルーシュはそれを否定する。
自身の体を抱き締め、ゆるゆると首を横に振り続ける。

「違う……。違うんだ……。駄目なんだ……、俺は……っ」

がたがたと体が震える。
どんなに強く抱き締めても、その震えは止まらない。
止めなければならないのに、そう思えば思うほど、震えは大きくなっていく。

「俺が、誰かに好きになってもらう資格なんてない……。俺は、最初から……。だから、せめて……せめて……っ!」

せめて、彼女たちの望んだ世界を。
他人に優しくなれる世界を。
それだけが、自分にできる償いであると知っているから。
この命と引き換えにしてでも、その願いだけは叶えなければならない。
だから。

「ルルーシュ」

突然すぐ傍から降ってきた声に、はっと顔を上げた。
目の前には、いつの間にか傍に歩み寄っていたライの姿があった。
マントの下から伸びたその右手が、ゆっくりと上がった。
それが動いたと思った、その瞬間だった。

ぱんっ

軽い音が室内に響き、視界がぶれた。
一瞬何が起こったのかわからなくて、横を向いたまま、ただぱちぱちと目を瞬かせる。
少し遅れて頬に感じた痛みに、漸く気づく。

ライが、ルルーシュの頬を打ったのだ。

「自己犠牲も大概にしろ」
「ら……い……?」

呆然とライを見れば、怒りを宿した紫紺がルルーシュを見つめていた。
その瞳が揺れていることに気づいて、思わず息を呑む。
振り切られていたライの手が、ゆっくりと下された。

「君が死んだら、ロロは一体何のために死んだんだ」
「え……」

口にされた名前に、思わず聞き返す。
その途端、ライの顔が歪んだ。
感情の波を映していた瞳が、泣きそうに歪む。

「あの子も君が好きだった。だから、君を生かそうとしたんだろう?だから君を守ったんだろう?そのあの子の……弟の想いまで否定する気か?君は」

その言葉に、ルルーシュの紫玉の瞳が大きく見開かれた。

ゼロが黒の騎士団に切り捨てられたあの瞬間、たった1人だけルルーシュを信じ、彼を助け出したロロ。
自らの心臓を止めると知っていて、それでも限界を超えてまでギアスを使い続け、ルルーシュを逃がした彼は、確かにルルーシュのことを愛していた。
愛していたからこそ、命を引き換えにして兄を助けたのだ。

その想いも――認めたはずの存在も否定するのかと、ライは問う。

目を見開いたままのルルーシュが、呆然とライを見つめる。
真っ直ぐにこちらを見ていた紫紺が、ほんの少し細められた。

「ルルーシュ、君は言ったな。バベルタワーで再会したあの日、僕に。突然僕がいなくなって、みんながどんな気持ちだったと思っているって」
「え……?」

突然口にされたその言葉が、一瞬理解できなった。
けれど、それが何のことを示すか気づいた途端、紫玉の瞳が大きく見開かれる。

「君は、ずっと僕を探していたと言った。他のみんなも、僕の残した痕跡を見つけては、悲しそうな顔をしていたって」

あの日、再会したライにそれを伝えたのは、確かにルルーシュだ。
彼がいなくなって、自分たちが幸せだったと思うのかと、彼を罵ったのもルルーシュ。
ライがいなくなって悲しんだのだと、本当の本当に忘れることなんてできなくて、ずっとずっと探していたのだと、らしくもなく大声で叫んだ。

その言葉を、今度はライが口にする。
あの時のルルーシュと同じように、感情を爆発させ、声を荒げる。

「記憶を奪って逃げた僕ですらそうなら、記憶に残ったまま君が消えたら、みんながどんな気持ちになると思ってるんだ!本当に短い間しか傍にいなかった僕ですらそうだったなら、ずっとみんなと一緒にいた君がいなくなったら、みんなが悲しむと思わなかったのか!?」

感情のままにライが叫ぶ。
その声を、言葉を、ルルーシュは呆然と聞いていた。

そんなこと、考えたこともなかった。
ただ、世界を壊し、優しい世界を創ること。
全てを失い、スザクと約束を結んだあの日から、それだけを望んで走ってきた。
自分の命でその基盤を創ることができるなら、喜んで差し出すつもりでいた。
そのために、ゼロレクイエムは必ず成功させる。
その思いだけで、走り続けてきた。

言葉を返すことができずにいるルルーシュに、ライは小さく息を吐き出した。
びくりと体を震わせるルルーシュから視線を外し、一度目を閉じる。
軽く深呼吸をして目を開くと、再び動揺に揺れる紫玉を、真っ直ぐに見つめた。

「あの日、君が僕にくれた言葉を今、全部君に返すよ、ルルーシュ」

ふっと、ライが笑った。
今にも泣き出しそうなその笑顔に、ルルーシュは息を呑む。

「君がいなくなったら、僕たちがどれだけ悲しむと思ってる!僕らに幸せでいて欲しいと思うなら、笑っていてほしいと思うのなら、勝手にいなくなるな!」

それはあの再会の日、ルルーシュがライに告げた言葉そのものだった。
その言葉と共に、ライは手を伸ばす。
紫紺の瞳に浮かび上がる涙を必死に耐え、ただ1人、ルルーシュに向かって。

「僕らは……僕は、君に傍にいて欲しいんだ。君と生きていたんだ」

手を伸ばすライに、いつかの彼の姿が重なる。
バベルタワーではない。
紫の光に照らされたその姿は、紛れもなく、少し前に目に焼きついた彼の姿。

「だから」

『だから、ルルーシュっ!』

遅れて聞こえた、その言葉。
口にされていないはずのその言葉がはっきりと頭に浮かび上がった瞬間、その前の景色が変わった。
黒の騎士団の制服を羽織った、ライ。
紫紺のはずのその双眸は、両方とも真紅に染まって。
続いた言葉に、それと同時に羽ばたいた刻印に、ルルーシュはその瞳を大きく見開いた。

思い出した。
あのとき、ライが、自分に下した命令を。

「お前……。まさか、俺にかけたギアスは……」

見開いたままの目を向けて問いかけた途端、ライは驚いたように息を呑んだ。
けれど、それはすぐに薄い笑顔に変わる。

「そうだ。僕が君にかけたのは、君がスザクと僕にかけたギアスと、同じもの」

喪いたくなかった。
共に明日へ行きたかった。
だから、願ったのは、言葉にしたのはただ一言。
ルルーシュが、スザクに、ライに望んだものと同じもの。

「『生きろ』。ただ、それだけだ」




2008.11.1
2014.9.27 加筆修正